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平成28年度(公社)日本補綴歯科学会関西支部専門医研修会に参加して

 平成29年1月22日(日)に行われた平成28年度(公社)日本補綴歯科学会関西支部専門医研修会に参加いたしました。
日本大学松戸歯科部・有床義歯補綴学講座の教授であられる河相安彦先生と新潟大学院医歯学総合研究科・生体歯科補綴学分野の教授であられる魚島勝美先生の講演を拝聴しました。今回の講演は補綴処置後、つまり失った歯を人工物(入れ歯やブリッジなど)によって補った後の術後管理に焦点が当てられていました。
特に入れ歯とブリッジはそれぞれ特徴が異なり、術後の注意すべきポイントがありますのでご紹介したいと思います。

①入れ歯(以下,義歯)の場合
ご使用される患者さんご本人により取り外しされることが最大の特徴です。外した後の義歯は、ご自身の歯と同様に清潔に清掃する必要があります。義歯を装着した直後は口腔粘膜と擦れて傷が出来たり、慣れるまでは異物感や発声、飲み込み、噛み合わせなど違和感があることが多いです。そのため、最初は痛い所を削ったりする調整や発声などの練習が必要となります。そして義歯が順応した後は、安定して使用して頂ける状態を保つために、定期的に歯科医院でのメンテナンスを受診されることが強く推奨されています。これは、お口(歯や粘膜)と義歯の状態が少しずつ変化していくため、ご自身では異常や注意信号に気付きにくいためです。

②ブリッジの場合
 義歯と異なり、基本的には着脱することがない方法です。これにより、術後の管理は義歯とは大きく異なります。最も重要なポイントは、ブリッジの柱となっている歯(以下,支台歯)を虫歯や歯周病から守ることです。支台歯の虫歯や歯周病は、そのブリッジの寿命を大きく縮めてしまいます。ブリッジは支台歯以外に歯がないところ(以下,ポンティック)があります。ポンティック部分の歯磨きは、ご自身で他の歯と同様に清潔に保つことが難しいため、不潔になってしまったことによるトラブルが多いです。そのため、藤井歯科医院ではメンテナンス時に特にこの部位(支台歯およびポンティック部)の清掃を徹底して行っております。

 今回は、義歯とブリッジについて術後管理やメンテナンスの意味と重要性を少しでもお伝えしたく思いました。私どもがお作りした義歯やブリッジが少しでも長くしっかり噛めるように、是非定期的にお口の状態を拝見させて頂きたく思います。

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