平成30年度(公社)日本補綴歯科学会関西支部専門医研修会に参加して
3月3日(日)に大阪大学中之島センター佐治敬三メモリアルホールにて開催された、(公社)日本補綴歯科学会関西支部専門医研修会に参加して参りました。
今回は、東京都三軒茶屋でご開業されている丸尾勝一郎先生、名古屋で技工所を開業されている鬼頭寛之技工士、大阪市北区でご開業されている六人部慶彦先生の3名の先生のご講演を拝聴いたしました。各先生方それぞれのテーマに沿って、審美歯科について、勉強してまいりました。
審美歯科とは、「食べる」、「話す」といった機能だけでなく、口元の審美的な満足を得ることによって、明るい表情のもとに活き活きとした生活を行うための歯科治療です。
一言に審美歯科といっても、内容は多岐にわたります。馴染み深い言葉では、歯の色を白くする「ホワイトニング」が有名ではないでしょうか。歯、そのものの変色に対しては、ホワイトニングは有効ですが、虫歯や外傷で欠けてしまった場合には、人工物で補う必要がでてきます。
今回は、比較的新しい歯科材料の「ジルコニア」について、ご紹介いたします。ジルコニアは、人工ダイヤモンドにも用いられるほど硬くきれいなジルコニウムの酸化物(ZrO₂)です。その硬さゆえ非常に丈夫なのですが、その反面加工が難しく、複雑な歯の形態を再現することが非常に困難でした。しかし、CAD/CAMというコンピューターを設計・加工の補助に用いるシステムが歯科にも導入されたことにより、ジルコニアが歯冠修復材料として加工可能になり、普及しました。以前は歯科材料には審美性よりもまず、第一に強度が重視されたため、金属が主に使用されていましたが、金属アレルギーや経年劣化した際に黑色に変色して見えることが欠点でした。ジルコニアは前述したとおり丈夫ですので、長期に渡って審美性も維持され、割れたりしにくい材料です。
日進月歩で新しい技術や材料、方法が登場いたします。それぞれの特性を見極めて、患者さんへご提供できますよう、努力いたします。
最後に、ジルコニア(人工ダイヤモンド)と本物のダイヤモンドの見分け方、知りたい方は院内でお尋ねくださいませ。お教えいたします。
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